リアルな似顔絵・肖像画を頼む方法|画材の違い・価格帯・写真の選び方

最終更新: 2026-10-02PR

「デフォルメではなく、本人そっくりに描いてほしい」「記念に残る肖像画を頼みたい」という人のためのページです。

リアルな似顔絵は、どの画材で描くかで雰囲気も料金も納期も変わり、送る写真の質で仕上がりが大きく左右されます。

2026年10月にネットの出品で確認した価格帯とあわせて、失敗しない頼み方を解説します。

結論:リアル系は「画材」「どこまで写実か」「写真」の3つを先に決める

  • 手軽に頼みたい・データでも使いたい → リアル系の出品は3,000〜6,500円が多い。データ納品ならアイコンや印刷にも使える
  • 手描きの重みがほしい → 鉛筆・色鉛筆で手描きする原画(本格的なものは7,000〜13,000円ほど)
  • 絵画として長く飾りたい → 油彩の肖像画(8,000〜20,000円の出品が中心。納期は長め)
  • どれを選んでも、明るく鮮明な写真を複数枚送ることが大切です

「リアルな似顔絵」と「肖像画」の違い

ひとくちに「リアル」と言っても、描き手によって写実の度合いはかなり違います。頼む前に、どのくらいのリアルさを求めているかを整理しておくと、描き手を選びやすくなります。

種類どんな絵か向いている人
リアル寄りのイラスト顔立ちは本人に忠実で、線や色はイラストらしく整えたものアイコンや贈り物に、似ていて親しみやすい絵がほしい人
写実的な似顔絵陰影や肌・髪の質感まで描き込み、写真に近い仕上がり「そっくり」を重視する人、長寿祝いや記念の一枚
肖像画(絵画)油彩・パステルなどで描く、絵画作品としての人物画リビングや応接室に飾る、家族の記念として残したい人

作例を見るときは、自分が思う「リアル」がどの段階に近いかを意識しましょう。

描き手を選んだ後で「もっと写真っぽく」「もう少しイラストらしく」と方向を変えるのは難しいので、作例の段階で合う人を選ぶのが確実です。

画材・描き方ごとの違い

リアルな似顔絵でよく使われる画材を比べました。同じ写真から描いても、画材によって受け取る印象はかなり変わります。

画材仕上がり受け取り方注意点
鉛筆(モノクロ)陰影で立体感を出す、落ち着いた写実表現原画(郵送)こすれに弱い。額に入れて保管する
色鉛筆やわらかく温かみのある写実。肌の質感が出しやすい原画(郵送)細かく塗り重ねるぶん制作に時間がかかる
水彩透明感があり、写実でもやさしい雰囲気原画(郵送)湿気と直射日光を避けて飾る
パステルふんわりとした肖像画らしい質感原画(郵送)粉が落ちやすいので額装が前提
油彩重厚で深みのある、絵画としての肖像画キャンバスの原画(郵送)乾燥に時間がかかり納期が長め。料金も高め
デジタル写実から油絵風・水彩風まで表現できるデータ(印刷物付きの場合も)印刷するならサイズと解像度を先に伝える

データで受け取るか原画で受け取るかの違いは、デジタル似顔絵と手描き似顔絵の違いで詳しく比較しています。

価格帯の目安(2026年10月確認)

似顔絵師が多く登録しているココナラで、似顔絵カテゴリ(約8,800件)をスタイルで絞り込み、表示された出品の基本料金を確認しました。

特定の出品者の宣伝にならないよう、価格の傾向だけをまとめています。

絞り込み件数確認できた価格の傾向
スタイル「リアル」約1,600件最初の60件では3,000〜6,500円が多い。鉛筆・色鉛筆で手描きする本格的なものは7,000〜13,000円ほど。1,000円台の手軽な出品もある
スタイル「油絵」約60件油絵の具で描くと明記した出品は8,000〜20,000円が中心で、3万円台のものも。デジタルで油絵風に仕上げる出品は3,000〜6,000円ほど

出典:ココナラ 似顔絵カテゴリをスタイル「リアル」「油絵」で絞り込んだ一覧(2026年10月1日確認)。表示価格は出品の基本料金で、オプションは含みません。

専門の工房に頼む場合の料金例

ネットの出品のほかに、写実的な似顔絵を専門に描く工房や作家に直接頼む方法もあります。公式サイトで料金を公開している例を紹介します。

似顔絵工房せいぢ(鉛筆画中心・全国から注文可)

似顔絵工房せいぢの写実的な似顔絵の作例
出典:似顔絵工房せいぢ
画材
鉛筆画が中心。水彩色鉛筆・水彩絵の具での彩色、アクリル画もある
料金
アニバーサリー・メモリアルボード(鉛筆画・A4・額付き)通常10,000円/期間限定7,700円
同(鉛筆&色鉛筆&水彩画)通常15,000円/期間限定11,700円
コラボ肖像画(鉛筆画・A4)通常17,000円/期間限定13,000円
人数追加
1名につき+2,000〜3,000円(メニューによる)
注文
電話・メール・LINE・オンラインでの打ち合わせ

モノクロの鉛筆画をベースに、写真のような質感まで描き込む工房です。額付きの価格なので、届いてすぐに飾れます。鉛筆の写実画を手描きの原画で受け取りたい場合の、料金の目安になります。

情報・画像の出典:似顔絵工房せいぢ 料金(2026年10月確認。期間限定価格は変わることがあります)

同じ「リアル」でも料金に幅があるのは、次の条件で手間が大きく変わるためです。見積もりを比べるときは、これらをそろえて比較しましょう。

料金が上がる条件理由
人数が多い一人ひとりの顔を写実的に描くため、ほぼ人数分の手間がかかる
サイズが大きい描き込む面積が増え、画材や額の費用も上がる
上半身・全身・背景服のしわや手、背景まで写実で描くと制作時間が大きく増える
手描きの原画・油彩画材費、乾燥・梱包・配送の手間が加わる
急ぎの納品ほかの依頼より優先するため、特急料金を設定している描き手もいる

お店や作家の料金も含めた全体の相場は似顔絵の料金相場で比較しています。

納期の考え方

リアルな似顔絵は描き込みが多いぶん、デフォルメの似顔絵より日数がかかりやすくなります。特に手描きの原画は、制作のあとに乾燥・梱包・配送の日数が加わります。

贈る日が決まっているなら、次の流れで逆算しましょう。

  1. 購入前の相談:「〇月〇日までに受け取りたい」と伝え、間に合うか確認します。出品ページのお届け日数は目安なので、混み具合で変わります。
  2. 写真を送る・ラフ確認:下書きの段階で顔立ちを確認します。リアル系は、修正をこの段階で伝えるのが効果的です。
  3. 本制作:着色や描き込みに入ると、大きな修正は難しくなります。
  4. 乾燥・梱包・配送:油彩は乾燥にも時間がかかります。額装する場合は額の手配も含めて考えます。

還暦祝いや両親への贈呈品など日付が動かせない用途なら、データ納品のデジタルは2〜3週間前、手描きの原画は1か月以上前を目安に相談を始めると安心です。

どうしても急ぐ場合は急ぎで似顔絵を頼む方法も参考にしてください。

仕上がりは写真で大きく変わる

リアルな似顔絵は、写真にある情報をもとに陰影や質感まで描きます。デフォルメの似顔絵なら描き手が補える部分も、リアル系では写真に写っていないものは描けません。

写真選びでよくある問題と対策をまとめました。

写真の状態仕上がりへの影響対策
暗い・逆光目元や輪郭がつぶれて、立体感が出せない窓際の自然光で撮った、顔が明るい写真を選ぶ
ピンぼけ・小さい目や口元の細部があいまいになる目にピントが合った写真を、元のサイズのまま送る
近距離の自撮り鼻や顔の中心が大きく写り、本来の顔立ちとずれる少し離れて撮った写真や、ほかの人が撮った写真を選ぶ
加工アプリ・美肌補正目の大きさや輪郭が変わり、「本人と違う」絵になる加工前の写真を送る。整えてほしい点は言葉で伝える
眼鏡の反射・帽子の影目元が描けず、表情が伝わりにくい反射のない写真を1枚添える
集合写真の切り抜き顔が小さく、画質が足りないできるだけ顔が大きく写った写真を探す

写真は1人につき2〜3枚あると安心です。

「顔立ちがよく分かる正面寄りの1枚」「描いてほしい表情の1枚」「髪型や服装の参考になる1枚」のように、役割を分けて選ぶと描き手に意図が伝わります。

メッセージアプリで受け取った写真は画質が落ちていることがあるので、できれば撮影した人から元のデータをもらいましょう。

写真の選び方は似顔絵用の写真の選び方でさらに詳しく解説しています。

リアル系の依頼で伝えておきたいこと

リアル系の描き手は、写真に忠実に描くのが基本です。だからこそ、「どこまで忠実に描くか」を最初に伝えておくことが大切です。次の例を参考に、最初のメッセージにまとめて送りましょう。

依頼文の例(還暦祝いの肖像画)

  • 用途:父の還暦祝い。A4の額に入れて実家のリビングに飾ります
  • リアルさ:写真に近い写実的なタッチでお願いします
  • 整えてほしい点:しわは控えめに、シミや傷は描かないでください。年齢より少し若々しい印象だとうれしいです
  • 表情:2枚目の写真のような、目尻が下がった笑顔でお願いします
  • 服装・背景:服装は1枚目のジャケットのまま、背景は無地か淡い色でお任せします
  • 写真:正面・笑顔・全身の3枚をお送りします。髪は写真より少し白髪が多めです
  • 希望日:〇月〇日の食事会で渡したいので、〇日までに受け取れると助かります

用途別のくわしい文例は似顔絵の依頼文テンプレートにまとめています。

リアル似顔絵でよくある失敗と防ぎ方

よくある失敗原因防ぎ方
思ったより老けて見えた写真のしわや影まで忠実に描かれた「しわは控えめに」など整える範囲を先に伝える
似ているのに表情が硬い証明写真のような無表情の写真しかなかった笑顔の写真を1枚添え、「この表情で」と指定する
肌や髪の色が実物と違う照明の色や写真の色かぶりがそのまま反映された「実物はもう少し色白」など、実際の印象を言葉で伝える
家族の絵で一人だけ浮いて見える人によって写真の光の向きや画質がばらばらできるだけ同じ日・同じ場所の写真をそろえる
イラストっぽくて「肖像画」ではなかった作例を見ずに「リアル」という言葉だけで選んだ作例で写実の度合いと画材を確認してから選ぶ

修正の伝え方や、ラフ確認のポイントは似顔絵で失敗しないコツで詳しく解説しています。

用途別:リアルな似顔絵が喜ばれる場面

ネットでリアル系の描き手を探すコツ

ココナラの似顔絵カテゴリでは、スタイルの「リアル」「油絵」「スケッチ」「線画」や、技法・画材の「鉛筆」「水彩」で絞り込めます。

データを印刷するなら、利用範囲の「高解像度(印刷可)」も組み合わせましょう。

  1. 年代・性別が近い作例を探す:子どもと年配の方では描き方が違います。描いてほしい人に近い作例がある描き手を選びます。
  2. 一般の人の作例で判断する:有名人の似顔絵は見慣れているぶん似て見えやすいものです。知らない人の作例でも、写真と並べて違和感がないかを見ます。
  3. 画材と納品方法を確認する:手描きの原画か、デジタルのデータか。原画なら額装や配送の日数も確認します。
  4. 購入前に写真を見せて相談する:手元の写真で描けるか、どこまでリアルにできるかを質問しておくと安心です。

タッチの選び方は似顔絵のタッチの種類をご覧ください。

ネットで似顔絵を注文する手順

はじめてでも、スマホから次の5ステップで注文できます。会員登録(無料)がまだの人は、先に登録しておくとスムーズです。

  1. 似顔絵師を選ぶ

    似顔絵師の一覧で、絵柄・料金・評価を見比べて、気になる出品を開きます。

    似顔絵師の一覧を開く

  2. 「購入画面に進む」を押す

    出品ページで料金・お届け日数・オプションを確かめたら、「購入画面に進む」を押します。背景や人数の追加が必要なら、「有料オプション」を選んでから進みます。

    ココナラの出品ページの画面の例。購入画面に進むボタンに印をつけている
    出品ページの購入ボタン(画面は一例です)
  3. 支払い方法を選んで購入する

    料金を確かめて、支払い方法(クレジットカード、コンビニ払い、銀行振込、キャリア決済、Apple Payなど)を選び、購入を確定します。

    ココナラは、全国でテレビCMも放送された有名なサービスです。支払った代金はいったんココナラが預かり、取引が終わってから似顔絵師に支払われるので、はじめてでも安心して購入できます。

    ココナラの購入画面の例。料金と支払い方法を確かめて購入する
    料金と支払い方法を確かめる画面(画面は一例です)
  4. 写真と希望を送る

    購入すると、似顔絵師とやり取りする専用の画面(トークルーム)が開きます。描いてほしい人の写真と、用途や希望を送ったら、あとは完成を待つだけです。

  5. 届いた似顔絵を確かめて「承諾」する

    完成した似顔絵が届いたら、確かめて「承諾」を押せば取引完了です。直してほしい所があれば、「差し戻し」で伝えられます。

人数や納期を購入前に確かめたいときは、出品ページの「出品者に質問」から無料で相談できます。似顔絵師の選び方まで含めた詳しい流れは、似顔絵の注文の流れと似顔絵師の選び方で解説しています。

よくある質問

リアルな似顔絵はいくらくらいで頼めますか?

ココナラで似顔絵カテゴリをスタイル「リアル」で絞り込むと約1,600件の出品があり、最初に表示された60件では3,000〜6,500円の出品が多く、鉛筆や色鉛筆で時間をかけて手描きする本格的なものは7,000〜13,000円ほどでした(2026年10月1日確認)。

人数・サイズ・背景の有無で料金は上がります。

油絵の肖像画はいくらかかりますか?

ココナラでスタイル「油絵」の出品(約60件)を見ると、実際に油絵の具で描くと明記している出品は8,000〜20,000円のものが中心で、3万円台のものもありました。

デジタルで油絵風に仕上げる出品なら3,000〜6,000円ほどです(2026年10月1日確認)。キャンバスの大きさと人数で料金が変わります。

写真が1枚しかなくてもリアルに描いてもらえますか?

描いてもらえることは多いですが、リアルな絵ほど写真の情報量が仕上がりに直結します。

1枚しかない場合は、できるだけ解像度の高い元データを送り、髪の色や肌の印象、ほくろの位置など写真から分かりにくい点を言葉で補いましょう。

しわやシミは描かないでほしいのですが、伝えてもいいですか?

伝えて大丈夫です。

リアル系の描き手は写真に忠実に描くことが多いので、「しわは控えめに」「シミは描かないで」「5歳くらい若い印象に」など、どこまで整えてほしいかを最初に伝えておくと、仕上がりのずれを防げます。

白黒の古い写真からカラーで描いてもらえますか?

カラーで描いてくれる似顔絵師もいるので、購入前に写真を見せて相談しましょう。

ただし白黒写真からは髪や目、服の色が分からないので、覚えている色を言葉で伝えるか、同じ頃のカラー写真を参考に添えてください。

亡くなった家族を描いてもらう場合のコツは故人の似顔絵のページでまとめています。

目の前で描いてもらいたい方は、お近くの似顔絵屋さんを探すから地域を選んでください。

似顔絵師の絵柄を見比べる