デジタル似顔絵と手描き似顔絵、どちらを選ぶ?違いと選び方
最終更新: 2026-10-02PR
似顔絵を頼もうとすると、「デジタル(データ納品)」と「手描き(原画を郵送)」のどちらかを選ぶ場面があります。どちらが上ということはなく、何に使うかで向き不向きがはっきり分かれます。
このページでは違いを比較表で整理し、用途別の選び方と、デジタルを印刷するときに失敗しないための数字(必要なピクセル数・縦横比)までまとめました。
結論:使い道で決めると選びやすい
- SNSアイコン・年賀状・グッズ・何枚も印刷したい → デジタル
- 額に入れて贈りたい・世界に一枚の記念にしたい → 手描きの原画
- どちらの使い方もしたい → 「デジタル+印刷・額装」か「手描き+スキャンデータ」に対応している似顔絵師をネットで選ぶ
デジタルと手描きの違い(比較表)
デジタル似顔絵は、タブレットやパソコンで描いた絵を画像データで受け取る方法です。手描き似顔絵は、色紙や画用紙、キャンバスに画材で描いた原画そのものを受け取ります。
違いを項目ごとに並べると次のとおりです。
| デジタル似顔絵 | 手描き似顔絵 | |
|---|---|---|
| 受け取るもの | 画像データ(JPG・PNGなど)。印刷物を付けてくれる描き手も | 原画そのもの(世界に一枚) |
| 受け取り方 | ダウンロード。郵送がなく早い | 郵送または手渡し。配送日数がかかる |
| 途中の修正 | 色や部分的な手直しがしやすい | 着色後の大きな修正は難しい。下書きの確認が大切 |
| 複製・サイズ | 何枚でも印刷でき、解像度の範囲で拡大・縮小できる | 原画は一枚。複製にはスキャンや撮影が必要 |
| 質感 | 画面では鮮やか。印刷すると用紙の質感になる | 紙の凹凸、絵の具のにじみ、筆跡がそのまま残る |
| 経年変化 | データ自体は劣化しない(保存先を失うと消える) | 日光や湿気で色あせ・波打ちが起きることがある |
| 使い道 | アイコン、年賀状、グッズ、スタンプ、名刺、印刷して額装 | 額に入れて飾る、色紙として贈る |
| 総額の考え方 | 送料・額が不要なぶん抑えやすい | 画材・額・送料が加わりやすい |
料金は「デジタルのほうが必ず安い」とは限りません。
たとえば似顔絵作家の田畑伴和さんは、手描き(郵送)のクイックタッチが5,500円、デジタル(JPG/PNG)が5,500円と同額です。
比べるときは、印刷・額・送料まで含めた合計で見るのが確実です。
出典:似顔作家・イラストレーター 田畑伴和 ご注文ページ(2026年10月確認)。料金の全体像は似顔絵の料金相場をご覧ください。
デジタル似顔絵が向いている人
デジタルの大きな強みは、一度描いてもらえば使い道が広がることです。同じデータをSNSのアイコンにも、年賀状にも、マグカップなどのグッズにも使えます。
郵送がないので受け取りが早く、遠方の相手にもデータで送れます。
- SNSアイコンや名刺、ブログのプロフィールに使いたい
- 年賀状や招待状、寄せ書きのように何枚も印刷したい
- 贈る日が近く、配送の日数を待てない(急ぎで似顔絵がほしいとき)
- 途中で色や服装を少し直してもらう可能性がある
注意したいのは、データの大きさです。SNS用の小さな画像を後から大きく印刷するとぼやけます。印刷する予定があるなら、注文時に「A4で印刷したい」などサイズを伝えておきましょう。
名刺やお店のチラシなど仕事に使う場合は、商用利用の範囲も事前に確認が必要です(似顔絵の著作権と商用利用)。
受け取ったデータは、スマホとパソコン、クラウドなど2か所以上に保存しておくと安心です。
手描き似顔絵が向いている人
手描きの魅力は、原画が持つ存在感です。紙の質感や絵の具のにじみ、鉛筆の線の強弱は、印刷では再現しきれません。
「この一枚のために描いてくれた」ことが伝わるので、額に入れて長く飾ってもらう贈り物に向いています。
- 還暦・退職・結婚記念日など、節目の贈り物として飾ってほしい
- 色紙や寄せ書きのように、手に取って渡す形にしたい
- 水彩のにじみや色鉛筆の柔らかさなど、画材の風合いが好き
手描きは画材によって雰囲気も扱い方も変わります。代表的な画材の特徴と、飾るときの注意をまとめました。
| 画材 | 雰囲気 | 飾るときの注意 |
|---|---|---|
| 色鉛筆 | やわらかく素朴。細かい描き込みもできる | こすれに注意。額に入れて保護する |
| 水彩 | にじみと透明感のあるやさしい色 | 湿気で紙が波打ちやすい。直射日光を避ける |
| マーカー(コピックなど) | 発色がよく、はっきりした仕上がり | 日光で色あせしやすいので、窓際に飾らない |
| 鉛筆 | モノクロで落ち着いた、写実的な表現に強い | こすれると汚れるので、定着スプレー処理や額装が安心 |
| アクリル | 発色が強く、乾くと水に強い。ボードやキャンバスにも描ける | 厚みが出るので、額は奥行きのあるものを選ぶ |
| 油彩 | 重厚で絵画らしい。肖像画向き | 乾燥に時間がかかり、納期が長くなりやすい |
写実的な鉛筆画や油彩の肖像画を検討している場合は、リアルな似顔絵・肖像画を頼む方法で画材ごとの違いを詳しく解説しています。
手描きを注文するときは、原画の受け取り方(郵送か、データも付くか)と配送にかかる日数を、似顔絵師の出品ごとに確認しておきましょう。
サプライズで贈る場合は、届け先を自分にしておくと相手に知られません。
用途別:デジタルと手描き、どちらがおすすめ?
| 用途 | おすすめ | 理由・ポイント |
|---|---|---|
| SNSアイコン・名刺 | デジタル | 小さく表示しても見やすい絵柄を選ぶ(似顔絵アイコン) |
| LINEスタンプ | デジタル | スタンプ用のサイズ・枚数で描いてもらう(似顔絵LINEスタンプ) |
| 年賀状 | デジタル | ハガキの縦横比で描いてもらうと配置しやすい(似顔絵年賀状) |
| マグカップ・Tシャツなどのグッズ | デジタル | 背景を透明にしたPNGがあると使いやすい(似顔絵グッズ) |
| 誕生日プレゼント | どちらも | 飾るなら手描きか印刷+額、使うならデジタル(誕生日の似顔絵) |
| 還暦・退職祝い | 手描き | 色紙や額入りで手渡しやすい(還暦祝いの似顔絵・退職祝いの似顔絵) |
| 結婚式のウェルカムボード | どちらも | 大判で印刷するならデジタル、原画を残すなら手描き(似顔絵ウェルカムボード) |
| 両親への贈呈品 | 手描き | 式の後も実家に飾ってもらえる(両親贈呈品の似顔絵) |
| 卒業・寄せ書き | どちらも | 人数分配るならデジタルを印刷(卒業記念の似顔絵) |
| 亡くなった家族を偲ぶ | どちらも | 親族に配るならデジタル、仏壇の横に飾るなら原画も(故人の似顔絵) |
デジタル似顔絵を印刷するときの注意点
デジタルで頼んで「印刷したらイメージと違った」という失敗の多くは、注文前に確認しておけば防げます。特に大事なのは次の4つです。
1. 印刷サイズに必要なピクセル数
写真やイラストをきれいに印刷するには、一般的に300〜350dpi(1インチ=25.4mmあたりの点の数)が目安とされます。主なサイズで計算すると、必要な大きさは次のとおりです。
| 印刷サイズ | 実寸 | 350dpiの場合 | 300dpiの場合 |
|---|---|---|---|
| L判(写真) | 89×127mm | 1,226×1,750px | 1,051×1,500px |
| ハガキ | 100×148mm | 1,378×2,039px | 1,181×1,748px |
| 2L判(写真) | 127×178mm | 1,750×2,453px | 1,500×2,102px |
| A4 | 210×297mm | 2,894×4,093px | 2,480×3,508px |
| 色紙 | 242×272mm | 3,335×3,748px | 2,858×3,213px |
| A3 | 297×420mm | 4,093×5,787px | 3,508×4,961px |
実寸÷25.4×dpiで算出(小数点以下は四捨五入)。
ウェルカムボードのように離れて見る大きな印刷物は、これより少し小さくても気にならないことがありますが、迷ったら「〇〇サイズで印刷します」と描き手に伝えておくと確実です。
2. 縦横比(形)を合わせる
見落としやすいのが縦横比です。L判・2L判・A4はおよそ1:1.4の縦長ですが、色紙は1:1.12とほぼ正方形、SNSアイコンは正方形です。
正方形のアイコン用データをL判に印刷すると上下に余白ができ、A4用の縦長データを色紙額に入れると上下が切れます。最初から使う形を伝えて描いてもらいましょう。
3. 画面と印刷の色の違い
スマホやパソコンの画面は光で色を表示するため、紙に印刷すると全体に少し暗く、鮮やかな色はくすんで見えるのが普通です。特に蛍光色に近いピンクや緑、明るい青は差が出やすい色です。
大事な贈り物なら、本番の前に一度小さく試し刷りすると安心です。
4. 用紙と印刷方法を選ぶ
- 光沢紙色が鮮やかで写真のような仕上がり。照明が反射しやすい
- マット紙・画用紙風の用紙落ち着いた風合いで、手描きに近い雰囲気になる
- 写真店・ネットプリント家庭用プリンターより色が安定しやすく、大きなサイズにも対応
- 描き手に印刷・額装まで頼む色の確認や額選びの手間が省け、そのまま贈れる
家庭用プリンターで厚い色紙に直接印刷するのは難しいことが多いので、色紙の形で贈りたい場合は、写真用紙に印刷して色紙用の額に入れるか、印刷まで対応している描き手を選ぶとスムーズです。
手描きの原画をデータでも残すには
手描きを選んでも、データがあれば年賀状やスマホの壁紙にも使えます。方法は2つです。
- 描き手にスキャンデータを頼む:原画と一緒にデータを渡してくれる描き手もいます。購入前に「スキャンデータも受け取れますか」と質問しておきましょう。
- 自分で撮影・スキャンする:色紙(242×272mm)は一般的なA4サイズのスキャナーに収まらないため、スマホで撮るのが手軽です。額から出し、窓からの自然光が当たる明るい場所で、真上から反射が入らないように撮ります。スキャンアプリを使うと、ゆがみも補正できます。
よくある失敗と防ぎ方
| よくある失敗 | 原因 | 防ぎ方 |
|---|---|---|
| 印刷したらぼやけた | SNS用の小さなデータを拡大した | 注文時に印刷サイズを伝え、高解像度で納品してもらう |
| 額に入れたら端が切れた・余白が出た | データと額の縦横比が違った | 使う額や用紙の形を先に伝える |
| 印刷すると色がくすんだ | 画面と紙の色の出方の違い | 試し刷りをする。印刷まで描き手に頼む |
| 原画がほしかったのにデータだけだった | 納品方法を確認していなかった | 出品ページで「データ納品」「郵送」のどちらかを確認 |
| 贈る日に間に合わなかった | 手描きの配送日数を計算していなかった | 受け取りたい日を購入前に伝え、配送日数も含めて逆算する |
| データをなくした | スマホの機種変更などで消えた | 受け取ったら2か所以上に保存する |
ネットで描き手を選ぶときのポイント
ココナラの似顔絵カテゴリには約8,800件の出品があり、デジタルで描く人も、手描きの原画を届ける人もいます。作例を見ながら、次の点を出品ページで確認しましょう。
- 納品方法:データのみか、印刷・額装・郵送まで対応しているか。手描きの場合はスキャンデータが付くか。
- データのサイズ・形式:印刷に使えるサイズか、JPG・PNG(背景透過)など必要な形式で受け取れるか。
- 利用範囲:アイコンやグッズ、仕事で使う場合は、商用利用・二次利用ができるか。
- お届け日数:手描きは配送の日数も加わるので、受け取りたい日に間に合うか購入前に質問する。
似顔絵カテゴリでは、アニメ/ゆるふわ・ほんわか/リアル/油絵/スケッチなどのスタイルのほか、技法・画材(水彩・鉛筆など)や、利用範囲の「高解像度(印刷可)」でも絞り込めます(2026年10月1日確認)。
まず好みのタッチで探し、その中から納品方法が合う人を選ぶと効率的です(似顔絵のタッチの種類)。
ネットで似顔絵を注文する手順
はじめてでも、スマホから次の5ステップで注文できます。会員登録(無料)がまだの人は、先に登録しておくとスムーズです。
似顔絵師を選ぶ
似顔絵師の一覧で、絵柄・料金・評価を見比べて、気になる出品を開きます。
「購入画面に進む」を押す
出品ページで料金・お届け日数・オプションを確かめたら、「購入画面に進む」を押します。背景や人数の追加が必要なら、「有料オプション」を選んでから進みます。

出品ページの購入ボタン(画面は一例です) 支払い方法を選んで購入する
料金を確かめて、支払い方法(クレジットカード、コンビニ払い、銀行振込、キャリア決済、Apple Payなど)を選び、購入を確定します。
ココナラは、全国でテレビCMも放送された有名なサービスです。支払った代金はいったんココナラが預かり、取引が終わってから似顔絵師に支払われるので、はじめてでも安心して購入できます。

料金と支払い方法を確かめる画面(画面は一例です) 写真と希望を送る
購入すると、似顔絵師とやり取りする専用の画面(トークルーム)が開きます。描いてほしい人の写真と、用途や希望を送ったら、あとは完成を待つだけです。
届いた似顔絵を確かめて「承諾」する
完成した似顔絵が届いたら、確かめて「承諾」を押せば取引完了です。直してほしい所があれば、「差し戻し」で伝えられます。
人数や納期を購入前に確かめたいときは、出品ページの「出品者に質問」から無料で相談できます。似顔絵師の選び方まで含めた詳しい流れは、似顔絵の注文の流れと似顔絵師の選び方で解説しています。
よくある質問
デジタルと手描き、どちらが安いですか?
一概には言えません。
デジタルは郵送料や額が不要なぶん総額を抑えやすい一方、同じ作家で手描きとデジタルの基本料金が同じこともあります(例:似顔絵作家の田畑伴和さんは手描きクイックタッチ5,500円、デジタル5,500円。2026年10月確認)。
比べるときは、印刷・額・送料まで含めた合計で見ましょう。
デジタルの似顔絵を印刷するには、何ピクセル必要ですか?
印刷では一般的に300〜350dpiが目安です。
350dpiで計算すると、L判(89×127mm)なら1,226×1,750ピクセル、A4(210×297mm)なら2,894×4,093ピクセルほど必要です。
SNS用の小さな画像を拡大するとぼやけるので、注文時に印刷したいサイズを伝えておきましょう。
デジタルでも手描きのような温かい雰囲気にできますか?
できます。水彩風・色鉛筆風のブラシで描くデジタルの描き手もいて、作例を見れば質感の違いが分かります。
印刷するときに画用紙風やマットな用紙を選ぶと、光沢紙よりも手描きに近い落ち着いた仕上がりになります。
手描きの原画をデータにもしてもらえますか?
描き手によります。スキャンしたデータを一緒に渡してくれる人もいれば、原画のみの人もいます。
年賀状やアイコンにも使いたい場合は、似顔絵師の出品を見て、購入前に「スキャンデータも受け取れますか」と質問しておくと確実です。
プレゼントにはどちらがおすすめですか?
額に入れて飾ってもらうなら、手描きの原画か、デジタルを印刷して額装したものが向いています。相手がSNSアイコンやスマホの壁紙に使いそうならデジタルが便利です。
迷ったら、データと印刷物の両方を受け取れる似顔絵師を選ぶと使い道が広がります。
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